今回で真冬取材ロドリ編は最終章
今までのロドリ取材で一番の思い出。。。
究極の「あきらめないノ術」が炸裂した取材デござる
4年前の2月
場所は初場所、岡山のマイナーリバー百間川
まだサラリーマンだった拙者は取材前日の金曜日、昼から腹痛を装いw
(真面目なサラリーマンは真似してはダメよw)
夕方前には下見に入った
全域をランガンで見て回ったが2月とはいえ小春日和のタイミングだった事から
2箇所でバスの姿を目撃★
下流で見たのは、たいしたサイズじゃなかったが
今回キーエリアとなった中川橋のインサイド、人工的なプールのようなドシャロー
にビッグバス3匹のスクールを発見
先頭のボスは55cmクラス。。。
勿論、手は出さなかったが
明日はアイツを絶対仕留めちゃるとフガフガで挑んだ
その夜、ロドリ伝説のライターNKMRさんと初対面
ホテルの宿泊を薦めて貰ったが今まで釣りの宿泊はテントか車だったので調子が
狂いそうな事から一人、河辺で車中泊で朝を迎えた
この橋の向こうは本流。橋の手前のプールにビッグバスの姿を・・・
本番当日は朝から雨・・・
これが完全に流れを狂わせた
普通、雨なら増水だけど・・・この日は逆だった
下流の水門を雨予報で開いたのか・・・減水
そしてこのプールはバスが入れるような水深が無くなりビッグバスは本流へ消え去って
いた。。。
凍てつく雨に身も心も冷え切った
夕方までにヘラブナと雷魚のみ。。。
大鯰も釣れたが・・・
そして夕暮れ直前、最後の最後で第二候補だった庄内川との合流地点にて
「毛先甘噛みノ術」にて会心のバイト!
しかしながら・・・
一日の鬱憤で想像以上にアドレナリンが分泌していたようで
フッキングと同時にラインブレイク
完全にビッグバスだった。。。
結局・・・初めての取材BOZE・・・
このままじゃ終われない
拙者はNKMRさんに土下座していた。。。
「もう一日だけお願いします!絶対釣りますから!」
拙者の悲痛な叫びが通じて単日ロケが二日目に突入w
そして全身ズブ濡れの拙者は初めてホテルに泊まった
釣りで悔し泣きした初めての夜
ホテルのシーツを噛みながら涙が止まらなかった
ふとシャ―ク堀口が試合前、減量で苦しんでいる夜とダブった
そして運命の二日目を迎えた
相変わらず寒かったが雨は上がった♪
しかし運命の中川橋は減水したまま・・・
しかし
少しづつ水位が上がって来ているのも感じていたので何度も何度も入り直した
もう一つ、感じていたのは「貝」の存在
全体的にヘドロ質なこの流れがない川は何度も二枚貝が引っ掛かって来た
これは・・・タナゴが多いのでは?
二日目の主軸は「豆粒」ことベビーバイブレーションのタナゴに似たカラー
超ショートバイトに備えて何度もフックを交換しながらメインルアーとして投げ続けた
そして前日、ビッグバイトがあった庄内川との合流地点にて二日目の昼過ぎにて
やっとバスの姿を確認!
がすぐに姿を消し無反応・・・
しかしここしか無い。唯一バイトがあり姿も見た場所
一度リセットする意味で下流を再度チェックして夕方に戻った
が・・・
なんと・・・
飛び立つ「鵜」の群れ
愕然
必死の「猫変化ノ術」で追いやるも・・・
鵜のプレッシャーは強烈
時間は既に4時前。。。日暮れは6時だともう写真が撮れない
あと1時間半ぐらいか
グッと我慢して鵜のプレッシャーが抜ける事に一縷の望みを託し
40分後に入り直す
無心でタナゴパターンに懸けてカウンターフッキングを繰り返した
4時30分
奇跡が起こった!
カウンターでロッドがブチ曲がった!!!
もしかしてまたもやヘラブナか?とよぎった瞬間
真っ黒なポットベリーがエラを洗った
リアフック皮一枚のフッキング!
タイムリミットギリの執念の45cm!しかも太い!!!
しかし物語は、これで終わりじゃなかったのでござる。。。
喜びにうちふるえ撮影しつつもランディング時に見た水位
回復していた
一日でかなり水位が回復していたのだ
最後の30分、向ったのはあの場所
中川橋でござる★
続く♪
ニンニン